HOME > イベント情報 > STAMP-SHOW2025 > 展示 > 選考結果

参観者コメント

郵趣MYコレクション展2025 選考結果

■郵便切手部門 選考総評

 「郵趣MYコレクション展」郵便切手部門に、多くのユニークな作品のご出品ありがとうございます。「郵趣MYコレクション展」では厳格なルールは設けず、自由な発想で郵趣作品を作っていただくことを目指しています。今回は、この趣旨にあった、多くの楽しい作品が集まりました。作品を拝見しますと、以下のような3つの「こだわり」が貫かれた作品に分類できるように思いました。
 ひとつめは、一見、全国切手展JAPEXで見かけるような作品ですが、実は、JAPEXルールから逸脱する「こだわり」が仕掛けられた作品です。この「仕掛け」=「こだわり」がユニークさとなる作品です。ふたつめは、これまでになかった全く新しい切り口で作られた作品です。この切り口が出品者の「こだわり」となる作品です。みっつめは、「こだわり」で集め続けた郵趣マテリアルを、自分が納得できる形で郵趣作品に仕上げたものです。
 作品そのものを楽しむこともできますが、それ以上に、よくここまでこだわって集めたなと感心できる作品です。いずれの作品もこのような「こだわり」があり、とても楽しめまました。「こだわり」が前面に出た作品は、ルールが厳格に定まっている競争展には出品されにくい傾向があります。参観者の方も、こだわり抜いた作品を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
来年も、ご自身の「こだわり」を前面に出した、ユニークな作品をお待ちしています。
郵趣MYコレクション展2025 郵便切手部門
選考委員長 山田 廉一
選考委員  榎澤 祐一
選考委員  山口 充 
作品番号 作品タイトル 氏 名

日本郵便株式会社賞(グランプリ)

PH11 熱帯地域原産の植物 宝田 嘉久雄

特別賞(提供:(株)日本郵趣出版)

PH02 昆虫シリーズ 須谷 伸宏

特別賞(提供:日本フィラテリックセンター)

PH30 川瀬巴水と「渡辺版」初日カバー 小田嶋 永

山田選考委員賞

PH22 脇村義太郎『趣味の価値』における切手の世界 田中 秀臣

榎澤選考委員賞

PH18 ストロー状の口を持つセミ・カメムシのなかま 柴田 茂

山口選考委員賞

PH25 世界を彩る球根植物 大畑 紀子
■出品作品一覧
A 伝統郵趣、ステーショナリー、印紙
作品番号 作品タイトル 氏 名
PH01 額面50円切手から始める切手趣味週間切手 行徳 国宏
PH02 昆虫シリーズ 須谷 伸宏
PH03 菊切手 日和田 吉彦
B 郵便史、航空郵趣、郵便印
PH04 戦後80年 空襲で廃止された東京都内の郵便局 濱谷 彰彦
PH05 Entires of 1 Sen Black 1876 近辻 喜一
PH06 都道府県庁内郵便局の消印 関 好男
PH07 梵鐘切手によるカレンダー(櫛型印・8年間) 矢崎 邦夫
PH08 群馬県の郵便印(櫛型日付印) 森下 幹夫
C テーマティク郵趣、トピカル郵趣、オープン郵趣
PH09 郵趣を学び 郵趣を楽しんだ 切手発行100年 松井 晃
PH10 燃える劇場・オペラハウス 加藤 和宏
PH11 熱帯地域原産の植物 宝田 嘉久雄
PH12 茶道入門 宮田 和美
PH13 切手に見る講道館柔道の技(柔道からJUDOへ) 前田 勝郎
PH14 鳩の切手 前田 勝郎
PH15 いくつある?MT.FUJI まだまだあるよ「富士山」 中尾 英雄
PH16 花の百名山 横谷 一宏
PH17 世界の橋のヒストリア 西野 昭夫
PH18 ストロー状の口を持つセミ・カメムシのなかま 柴田 茂
PH19 新幹線の歩み 児玉 民男
PH20 覇権をめざした武将 柴 由紀夫
PH21 仏具 木村 光一
PH22 脇村義太郎『趣味の価値』における切手の世界 田中 秀臣
PH23 菊切手とエコーはがきを題材とする比較歴史的アプローチ 饗場 利明
PH24 数学者 嶋根 浩
PH25 世界を彩る球根植物 大畑 紀子
PH26 私の好きな変わり種切手Best16 荒牧 裕一
PH27 昭和百年・描かれた子どもたち 豊田 邦子
PH28 国際ロータリー 第22回年次大会(ウィーン・1931) 浜名 賢一
D FDC、マキシマムカード、絵はがき
PH29 ゆうペーンの世界 宝田 嘉久雄
PH30 川瀬巴水と「渡辺版」初日カバー 小田嶋 永

「郵便切手部門」各作品の解説データはこちら


■フリースタイル部門 選考総評

 フリースタイル部門は昨年まではワンフレームという制約がありましたが、今年から最大8フレームまで活用して作品をまとめることができるようになりました。作品数は昨年の27作品から20作品と減少していますが、複数フレーム出品が可能となったことで構成やレイアウトがしっかりした見ごたえのある作品が増えた印象です。いずれの作品にも作者の個性が現れており、使用されているマテリアルにも工夫が見られ、楽しく拝見しました。
 自由な裁量でテーマや構成を展開できるフリースタイル部門ではありますが、ご自身がなぜそのテーマに取り組んだのか、作品構成に込めた思いなどはぜひ最初のページ(タイトルリーフ)に表現いただきたいと思います。
 フリースタイル切手展のねらいは、伝統的な郵趣の視点にこだわらず自由な表現手段で切手を楽しんでいただくことにあります。今回の展示作品を参考に、多くの皆様に気軽に作品作りに取り組んでいただければと思います。
 来年も、皆さまのアイデアあふれる作品をお待ちしております。
郵趣MYコレクション展2025フリースタイル部門
選考委員長 池澤 克就
選考委員  田仲 明子
選考委員  玉木 明  
作品番号 作品タイトル 氏 名

日本郵便株式会社賞(グランプリ)

FS10 絹物語 柴田 公子

特別賞

FS01 テノール歌手メルヒオール 加藤 和宏
FS04 グリム童話の世界 大堀 あかり

池澤選考委員賞

FS11 私がデザインした 風景印・小型印 2025 嘉藤 雅子

田仲選考委員賞

FS08 世界のチーズ切手 出品者希望により匿名

玉木選考委員賞

FS03 昭和のガムパッケージ、切手とコラボ 鎌倉 達敏
■出品作品一覧
作品番号 作品タイトル 氏 名
FS01 テノール歌手メルヒオール 加藤 和宏
FS02 ポスト型はがきの変遷 富永 義之
FS03 昭和のガムパッケージ、切手とコラボ 鎌倉 達敏
FS04 グリム童話の世界 大堀 あかり
FS05 私製航空書簡 永吉 秀夫
FS06 「カラーポストカード」史 行徳 国宏
FS07 ふるさと 〜心象風景からU〜 女性郵趣サロン研究会
FS08 世界のチーズ切手 出品者希望により匿名
FS09 「スタンプショウ」出品20周年記念 今井 節子
FS10 絹物語 柴田 公子
FS11 私がデザインした 風景印・小型印 2025 嘉藤 雅子
FS12 直筆のエンタイアで見るプロ野球名選手列伝 犬飼 英明
FS13 昭和改元物語 野口 喜義
FS14 知って欲しーさー 沖縄の獅子と獅子舞 田中 敏彦
FS15 Joyful Joyful: ベートーヴェン・チクルス(Reprise) 竹内 麿微
FS16 タコ 立川 賢一
FS17 レターセットいろいろ 比留間 健一
FS18 郵趣で「うなる」浪曲 北爪 和宏
FS19 クリスマス・リーフII 飯嶋 賢太郎
FS20 2025 年賀郵便事情 飯嶋 賢太郎

「フリースタイル部門」各作品の解説データはこちら